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2024年度 名古屋大学合格 Jさん

1.代ゼミ入学期編

① 代ゼミに来る前は、生物はどんな科目だと思って、どんなふうに勉強していましたか?
 また生物や他の科目は得意だったか苦手だったかを書いてください。それから「物理選択だったので生物は
 然勉強ていなかった」なんて場合もあるでしょう。そのような場合は、そうした経緯を書いてください。

 代ゼミにくるまでは、生物は基本的に暗記科目だと考え、ひたすら英単語を覚えるように暗記することに重点を置いて勉強していました。

 まあ、そんなもんでしょう。大堀もそう思ってましたからね。
 でもこれが間違っているのではなく、最初はそうせざるを得ないですね。ただ、暗記だけではダメということに早く気がつけるかどうかです。特に、ハイレベル大学受験の場合は。

② まわりの友人たちなどはどんなふうに勉強していましたか?

 周りの人たちも自分と同じように、生物を暗記科目と捉えて勉強している人が多かったです。

 そうでしょうねえ。それで英語・数学ができれば現役合格してしまう人もいるでしょう。でも、そのまま大学に行くより、代ゼミで鍛えてもらった方がのちのちいいと思うんですけどねえ。例えば「自分はただ暗記しているだけなのか? それともちゃんと本質をとらえられているのか?」がわかる感覚を覚えられます。それから⑥の「概念が180°変わる」といった体験、とっても大事ですよ。

③ この時期は何大学の何学部を志望していましたか?

京都大学農学部を目指していました。

 実はこの大堀、現役時代に京都大学農学部に願書を出すには出したのです。しかし、共通一次試験(現在の共通テストに相当)でふるいにかけられてあえなくアウト。そう、国公立に行くにはまずは共通テストで高得点を出さなければならないのです。

④ なぜ代ゼミを選んだのですか?

 友人が通っており、その友人伝いから、代ゼミの先生の教え方がとても良く、割と面倒見もいいということを聞き、代ゼミを選びました。また、授業料も他塾に比べ良心的だったのもありました。

そうなんですよねえ…代ゼミっていいことずくめのはずなんですけどねえ…どうしたわけか空いているんですよね。もう少し生徒に集まってほしいなあ。

⑤ なぜ大堀の生物を選んだのですか?

ハイレベル生物の担当が大堀先生でした。

 ハイレベル生物にするか、標準レベルの生物にするか? 目安としては偏差値50の後半が出ているのならハイレベルで十分いけます。また、1月の共通テストで70点以上(2024年1月の共通テストの場合)出ているのならハイレベル生物がいいですね。

⑥ 大堀の講義を受けたときの、最初の印象はどうでしたか?

 生物という科目は、今まで暗記90%の科目だと考え、少しくらいわからなくてもとりあえず覚えてきましたが、初回の講義が終わるとき今まで何となくぼんやり覚えていた知識がつながり、全体像がくっきり理解できました。生物に対する根本的概念が180度変わり、とても衝撃的だったのを覚えています。

 生物は暗記科目。だから覚えなくてはならないのですが…
1.生命現象を正しく理解してから暗記する。
2.暗記した知識どうしをつなぐ。

…という作業が必要になります。まずは1に関しては…
 ・栄養生殖の栄養って何?
 ・精細胞と精子ってどう違うの? 
 ・被子植物は重複受精をするけれど、その目的は?
…と言った具合ですね。正しく理解すれば暗記しやすくなるし、暗記したものを忘れにくくなります。そして2に関しては、例えば…
 ・「リンパ球の一種であるB細胞は、核ばっかりで細胞質の部分がほ

  とんどない」「タンパク質の分泌には粗面小胞体とゴルジ体がはた
  らいている」「抗体は免疫グロブリンと言うタンパク質でてきてい  
  る」という知識をつなげれば、「B細胞が抗体産生細胞に分化する
  と、粗面小胞体やゴルジ体が発達するはずだ」
…と言う具合に、自分の頭の中で新しい知識を作り出すことができるようになるわけです。この辺の力が備わってくると、生物も偏差値が70を超えてきます。

⑦ この時期の予習・復習はどうしていましたか?(時間配分、他の科目との兼ね合いなど)

「ハイレベル生物問題演習」の授業の予習はしていましたが、「ハイレベル①②」の予習・復習はほとんどしていませんでした。

 理系の受験は英語・数学がどのくらいできるかでほとんど決まってしまいます。生物の勉強はほどほどに、英・数に力を入れましょう。なので、代ゼミの講義「ハイレベル生物①②」ついては予習・復習は隙間時間でやりましょう。そのために予習・復習シートを活用してください。大堀の講義に沿った構成になっています。ただし、「ハイレベル生物問題演習」は別。演習ですから、予習前提の講座です。知識問題・論述問題の対策は⑥のコメントのとおりですが、実験考察問題対策は「演習」しかありません。

2.1学期編

① そろそろ大堀の講義にも慣れてきたころ。大堀の講義をどのように感じていましたか?

 自分が現役のときにわけもわからず必死に暗記していた知識がさらにどんどんつながり、生物という科目が面白くなっていきました。

 そうそう、知識がつながってくると「なるほど、そういうことだったのか」となって、脳みそが気持ちいいんですよね。しかし生物をやり過ぎてはいけません。あくまでも英語・数学が中心です。

② この時期はどのように生物を勉強していましたか? 

 最初の講義で先生が言った「講義の予習・復習はしなくていい」という言葉通り何もしていませんでしたただ、演習を少ししたかったので、重要問題集を解いていました。

そう。しつこいですが英・数中心でいきましょう。

③ 生物の成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?

 基本的に偏差値65を下回ったことはありませんでした。夏以降くらいにさらに伸び、高いときは偏差値78などのときもありました。

 生物はいい調子ですね。知識どうしがつながって大きな知識となり、さらにその大きな知識どうしがつながって…を繰り返すと、やがて頭の中で生物学が感染するのです。

3.夏期編

① 夏期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう? その講座をどのように活用しましたか?

 大堀先生が担当されている「大堀の正しく理解する生物<免疫・神経・個体群・生態>」「大堀の正しく理解する生物<進化・系統分類>」をとりました。夏期講習のパンフレットが配られた際にすぐに決めました。受講した2つの講義は両方とも2学期の内容のものだったので、2学期の予習ができると思いとりました。2学期の授業を復習とし聞くことのできる部分が多くなりました。

大堀オリジナルの夏期講習会講座には…
・「大堀の正しく理解する生物<神経・免疫・個体群・生態>」
・「大堀の正しく理解する生物<進化・系統分類>」

…があります。基本的には二学期に学習する分野のうち、独学ではやりにくい範囲を扱います。これらを受講しておけば二学期の生物の負担は軽くなり、その分、英語・数学に時間をかけられるのです。
 そして大堀オリジナルではないのですが…
・「ハイレベル生物」
・「共通テスト生物」

…という講座があります。これらは演習専門の講座で、講義前に予習とし て問題を解いてくることになります。そして大堀が「こういう問題はこういう知識を使ってこうやって解く」という感じで講義を進めていきます。自分で問題集を解いたあと、解説を読んでも「どうしてその解法に行きついたのか?」「他に解法・別解はないのか?」などが残ることがありますが、この講義ではそういうことが起こりません。

② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?

1学期の復習は、夏にすべて行い、2学期の範囲の予習は夏期講習を活用しつつ、ある程度夏に行いました。

 いい調子ですね。1学期の最初の講義で言いましたが、「1学期の間は英・数が忙しくて生物に手が回りません。ですから生物の復習は夏にまとめてやりましょう」。そしてさらに「夏期は2学期の予習もやってしまいましょう」とも言いましたね。2学期の大堀の講義は復習として聞きましょう。すると、2学期も英・数に時間をかけることができます。これが必勝パターンです!!

③ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?

この頃まではあまり成績に大きな変化はありませんでした。

 生物はすでに安定して偏差値65以上出ていますからね。大きく変化させる必要はありませんね。

4.2学期編

① 夏期の学習が2学期にどのように影響を与えましたか?

ある程度夏にやったことが中心となってくるので、わかっている部分は復習として聞くことができました。

いいですねえ。必勝パターンに則っていますね。

② 2学期の範囲の学習と1学期の範囲の学習の兼ね合いはどうでしかた?

2学期ではあまり1学期の復習に多く時間を取れませんでしたが、問題を解いてその都度わからないところがあったら復習していました。

 2学期の間は、1学期の範囲の内容を忘れてしまっていないか心配になりますね。しかしだからといってまた最初から1学期のテキストを最初から見直すというのは時間がかかってしまいます。「問題を解いてその都度わからないところを復習する」というやり方はとてもいいと思います。

③ 夏期講習講座の復習はどうしましたか?

講義で復習しつつ、演習問題や過去問を解いてわからないことがあったときにより細かく復習していました。

 問題を解くことによって自分がわからない部分をあぶり出し、そしてその部分を中心にして復習する。いい感じです。

④ 共通テスト対策はいつ頃始めましたか? どのようなことをしましたか?

 11月くらいから徐々に始め、12月から本格的に始めました。具体的には、過去問や対策問題を解いて、演習量を増やしていきました。

 12月に入ったら「時間内に解く」という練習もしましょう。とにかく共通テストは時間との勝負ですからね。本番は60分ですが、50分で解くようにしてみるのもいいでしょう。それと、「第1問から順に解く」のではなく、第1~6問全体をサッと見渡して、簡単な問題・得意な問題を見つけて、そこから解き始める…という練習も加えていきましょう。

⑤ この時期の成績の推移はどうでしたか? 模試の成績などはどうでしか? また、このころ感じた不安な   
 どはありましたか?

秋ごろから特に理科(生物、化学)の成績がさらに伸び、理科に関する心配はあまりしていませんでした。

いいですね。あとは英・数です。

5.冬期編 

① 冬期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めま 
 したか? その講座を取った理由はなんでしょう? その講座をどのように活用しましたか? 

 「大堀の思考力養成講座<共通テスト・2次・私大対策>」と「大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>」という2つの講座を取りました。前者は、一人ではなかなか難しい思考力養成を練習をしたかったのでとりました。後者は全体の復習をもう一度やりたかったので取りました。どちらのテキストも共通テスト、さらに二次試験の対策にも使いました。

大堀オリジナルの冬期講習会講座には…
・「大堀の思考力養成講座<共通テスト・2次・私大対策>」
・「大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>」

…があります。「思考力養成講座」は知識事項はほとんど扱わず、思考力の養成のみに力点を置いた講座です。特に共通テスト・国公立2次試験・ハイレベル私立大学の実験・考察問題対策に役立ちます。「ひらめき力養成講座」はこれまで暗記してきた知識を使いこなし、新しい知識を生み出す力(=ひらめき力)を養う講座です。
 そして大堀オリジナルではないのですが…
・「ハイレベル生物」
・「共通テスト生物」

…という講座があります。夏期講習講座「ハイレベル生物」「共通テスト生物」の冬期編です。夏期は主に1学期の内容を、冬期は2学期の内容を扱います。

② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?

 冬期講習と並行である程度行い、過去問や演習問題を解いてわからない部分があれば、その都度重点的に復習していました。

 この時期ですからね。1・2学期のテキストを最初からと言うわけにはいきません。問題を解いて、忘れていたところを重点的に、というやり方が一番いいでしょう。

③ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?

秋に伸びた成績を維持できていました。具体的には偏差値70台前半くらいでした。

もう生物は言うことなし。英・数をがんばって!

④ 共通テストの対策はどうしていましたか?

 12月からは、ほぼ毎日何かしらの教科の共通テストの対策をしており、生物は2~3日に1回50~60分を測って演習していました。

そうです。もうこの時期は毎日やりましょう。1日1科目でもOKです。

6.直前期編

① 1・2月の生物の学習はどうしていましたか?

 1月前半は、共通テストに向け演習をひたすら行い、同時に暗記系の知識の確認も行っていました。共通テストが終わってからは、記述の試験に向けて記述問題の演習量を増やしていました。また、受験する大学の傾向に沿った対策も多少していました。

 共通テストが終わった後はすぐさま二次・私大対策に移りましょう。マークシートに慣れきった頭を、できるだけはやく記述・論述頭に切り替えよう!

② 何大学の何学部を受験しましたか?

名古屋大学農学部を前期試験で受験しました。後期は新潟大学に出願しましたが、前期で名古屋大学に合格したので受験しませんでした。私大は受験していません。

 大堀は毎週名古屋と新潟の両方に行っているんですけどね、新潟もいいところですよ。とにかく食べ物がおいしい。是非遊びに行ってみてください。

③ 受験の前日・当日にやったことは?

 前の日は演習はせずに、今まで知らなかった知識やポイントなどをこの1年まとめて作ったノートを見て、最終確認をしていました。試験の日は、とにかく楽しみだったので全力で楽しみました(笑)

「全力で楽しんだ」って、かっこいいね~。

7.その他

① 受験校・学部が決定したのはいつごろですか?

共通テストが終わって、担任の先生と受験校の面談をした時でした。共テの目標は90%だったのですが、実際には83~84%くらいの得点で、京都大学には少し足りませんでした。そのため、名古屋大学農学部を受験することに決めました。

 難しい所ですね。現役生だったら多少点数が不足しているくらいなら冒険してもいいでしょうけれど。各ご家庭の事情もあるでしょうし、万全を期すなら名古屋ですね。もっとも名古屋大学もかなりのハイレベル大学ですけれど。

② 生物以外の科目の成績について教えてください。

英語はもともと得意だったので、偏差値70以上をずっと維持していました。数学はそんなに得意ではなかったですが、夏に一学期の復習をしてから伸びました。偏差値60台の後半から、70代後半くらいにはなったと思います。数学が伸びたことで、数学の試験が難しい名古屋大学受験にとても役立ったと感じました。

 うむむ、英語と数学、申し分ないね。共通テストが目標点に達しなかったのが悔やまれます。

③ スランプになった時期はありますか?またそれをどういうふうに克服しましたか?

成績に関してはあまりありませんでした。

 大堀もスランプになったことはなかったなあ。とにかく予備校の講義が楽しくて仕方がなかったのを覚えている。

④ ストレス解消法などはありましたか?

音楽を聴くことが好きだったので、勉強以外の時間はほとんど音楽を聴いていました。

 他の合格体験記でも書きましたが、大堀のストレス解消法は筋トレ。体を動かすとアドレナリンが出てきて「やったるぞ~!」となるのです。

8.最後に・・・

① 大堀の講義は大学でも役立っていますか?

 生物に対しての考え方がとても役に立っていると感じています。代ゼミで学んだことを応用するだけで、大学の講義の理解度がとても深まると感じています。

 それなんですよね、代ゼミで生物学的思考力が鍛えられていますからね。たまたま英・数ができてしまった現役合格組は、そういうわけにいかないでしょう。

② 後輩たちにメッセージなど。

 自分は片頭痛を持っていたので、その片頭痛とずっと戦った1年でした。2学期の講義はあまり行けてなかったので、映像で見ることが多かったです。勉強をしていると、どうしても姿勢が悪くなって、血流が悪くなり、頭痛などを引き起こしてしまうことが多々あります。それ以外にも肩こりなども引き起こしてしまいます。是非体調管理には細心の注意を払ってほしいです。大堀先生は、「1学期の復習はまとめて夏にやれ」などと受験生からしたら一瞬「え?」って思うことをよくおっしゃいますが、それは先生の経験とちゃんとした論理あっての言葉なので、信じて付いて行けばいい結果が待っていると思います。頑張ってください!

 そうでしたね。2学期はあまり顔を見ませんでした。どうしたのかなあ…と思っていたら片頭痛とのこと。でも、生の講義を受けられなかった分はちゃんと映像の講義を受講していたようで、その辺は心配していませんでした。
 「風邪ひいてしまったのなら仕方がないね」で済むのは学校の授業だけ。大学受験ではそうはいきません。さらには社会人になったら「あいつは健康管理ができないやつだ」と評価を下げられてしまいます。健康管理は重要です。
 改めて合格おめでとう。よく頑張りました。次は大学を出て社会人になるときにまた報告に来てください。「〇〇に就職しました」とか「〇〇という国に行くことになりました」とか、楽しみにしています。

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代々木ゼミナール生物講師。

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