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生物の勉強法 第2話 「少ない方を暗記する」

いきなりですが下の問題を解いてみましょう。

                                ☆解答は本コラムの一番下にあります。

い、いきなりですね~。
それにしてもこんな問題が出るんですか?

ホルモンの成分は頻出だ。それからこの「成分」は次の第3話にも関わってくるからちゃんと覚えなくちゃいけない。

ええ~っ? 1つ1つ覚えるの~?

生物は暗記科目だけれど、「1つ1つ」では効率が悪い。ではどうやって覚えるのかというと「少ないものを暗記する」んだよ。

ん? 少ないもの?

次のホルモンの図を見ればわかるよ。

アミン?

多くの教科書・参考書では、ホルモンの成分についてはタンパク質とステロイドしか教えないけれど、アミンというのもあるんだよ。下の図を見てみよう。

なるほど、アンモニアと、アンモニアのHの部分が別のものに変わったものを総称してアミンというのかあ。まるで「アンモニアとゆかいな仲間たち」。

なんで愉快なんだ?

じゃ、アンモニアとその一味?

なんか悪いやつらみたいだな。君の顔も悪いやつみたいになっているぞ。

お頭、どっちにしやしょう?

お頭じゃねえ、どっちでもいいんだよ。今はホルモンの成分の話をしているんだ。

そうでした、そうでした。

ホルモンの成分の図からわかるように…

…アミンとステロイドのホルモンは少ないんだ。だから、これらを覚えてしまって「残りは全部タンパク質」と頭に入れておけいいんだよ。

お~、なるほど。チロキシンとアドレナリンはアミン。~コルチコイドと雌性ホルモン・雄性ホルモンはステロイド。あとはみんなタンパク質…というわけかあ。

つまり覚えるのはチロキシンとアドレナリンと~コルチコイドと雌性・雄性ホルモンだけでいいわけだ。

でも、エストロゲンとかって教科書に載っていましたっけ?

載ってない。だから共通テストではまず出題されない。だけど雌性ホルンモンのエストロゲン・プロゲステロンの2つは国公立二次・私大では出題される可能性があるから知っておいた方が無難だ。

暗記って、頭を使って効率よくやる方法があるんですねえ。

 というわけで「生物の勉強法 第2話 「少ない方を暗記する」」でした。大堀の参考書「大堀先生 高校生物をわかりやすく教えてください!(上下巻)」(学研)には、この「少ない方を暗記する」がふんだんに書いてあります。旧課程用ですが、新課程でも十分に使えます。そして代ゼミの大堀の講義では、やはりこの「少ない方を暗記する」をバンバン教えていきます。受講するぞ~という学生さんたち、楽しみにしていてくださいね

問の解答…②④⑤⑥⑦⑨

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代々木ゼミナール生物講師。

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