1.代ゼミ入学期編
- ① 代ゼミに来る前は、生物はどんな科目だと思って、どんなふうに勉強していましたか?また生物や他の科目は得意だったか苦手だったかを書いてください。それから「物理選択だったので生物は然勉強ていなかった」なんて場合もあるでしょう。そのような場合は、そうした経緯を書いてください。
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生物の教科にあまり苦手意識はなく、むしろ少し好きな教科でした。ただ得意教科といえるほどテストで点をとるようなことはできていませんでした。用語を覚えることはそれなりにできても、いざ問題を解くとなると、特に思考力を問われるような問題はあまりできませんでした。とりあえず教科書の太文字を覚えて問題集を何周かまわすような勉強法で、今思うと知識が穴だらけであったと思います。
「とりあえず教科書の太文字を覚えて問題集を何周かまわす」は勉強法として間違ってはいません。ですが、それだけじゃ足りないということですね。
- ② まわりの友人たちなどはどんなふうに勉強していましたか?
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教科書や図説を読み込んで主に用語の暗記を頑張っていました。また、標準問題精講や重要問題集などで演習を行っていました。
ここで問題になるのは、解けない問題と出会ったときですね。解説を読んで「なるほど」となればOKです。しかし、解説を読んでも「なんでそうなるの?」「どうしてそうなるって気が付いたの?」「そもそも何言ってんのかわからない」ではダメ。その勉強時間は無駄だったことになってしまいます。代ゼミの講義ではそうしたことを解決していく
- ③ この時期は何大学の何学部を志望していましたか?
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北海道大学総合理系生物重点です。
北大、かっこいいですね。そしてあの寮が楽しそうですね。
- ④ なぜ代ゼミを選んだのですか?
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新潟市にある予備校で、対面授業を行ってくれるところに行きたいと思ったからです。
対面授業のいいところは「緊張感」。集中力が養われます。そして「ちゃんとその時間に出席しなければならない」ところ。つまり受験生活にリズムを作り出すことができるところ。もちろん映像講義も「都合のよい日時に受講できる」「巻き戻してもう一度視聴できる」などいいところがあります。その両者が可能なのが代ゼミです。対面授業をとっていても、どうしても休まなければならない場合はあるものです。そんなときはその休んでしまった講義を映像で視聴することができます。
- ⑤ なぜ大堀の生物を選んだのですか?
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対面授業で難関大向けの生物の講義を受けたいと思い、ハイレベル生物を取りました。
代ゼミの生物には「標準生物」と「ハイレベル生物」があります。前者は「生物が初めて、初めてではないけれどとっても苦手」という生徒のための講座。後者は「一応生物の偏差値は50台の後半くらいだ」という生徒向けで、国公立二次・ハイレベルな私立大で問われる内容・レベルまで教えます。
- ⑥ 大堀の講義を受けたときの、最初の印象はどうでしたか?
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とても熱意を感じる先生で、はじめは緊張しましたが、説明や板書が非常にわかりやすくて1年間この先生の指導に一生懸命ついていきたいと思いました。
熱意の塊、大堀求(まあメラメライオンや煉獄杏寿朗ほどではありませんが…)。よっしゃあ、生物はこの大堀に任せておけ~!
- ⑦ この時期の予習・復習はどうしていましたか?(時間配分、他の科目との兼ね合いなど)
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講義に向けてこれから使うテキストに目を通しながら、現役時までに学習していた基礎的なポイントの確認をしていました。大堀先生に英語と数学を大事にするように言われていたこともあり、これらの予復習が7割、他教科で3割といった感じでした。用語を覚えることは好きな方だったので、生物は英語の復習や数学の演習の合間にテキストや参考書を眺めたりしていました。
そうそう、受験のかなめは英語と数学。この2科目ができてはじめて受験の土俵に上がれるのです。一に英数・二に英数・三四に英数・五に生物…くらいの気持ちで取り組んでいきましょう。
2.1学期編
- ① そろそろ大堀の講義にも慣れてきたころ。大堀の講義をどのように感じていましたか?
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緊張感を感じつつも、毎回の内容が濃く、楽しくわかりやすい授業でした。先生に問題を当てられたときにうまく答えられれば嬉しかったし、答えられなかったときはその悔しさから絶対覚えてやる!と思うことができました。最前列で刺激のある授業を受けられてよかったです。
刺激強かったでしょう? あてた方が絶対に眠くならないし集中できるでしょう。そして、たまにトンチンカンな答えが出るとまた楽しいですよね♪
- ② この時期はどのように生物を勉強していましたか?
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今まで何気なく使っていた用語の意味を説明できるように、言葉の意味をもう一度確認していました。また、模試でうまく論述できないことが多々あったので、解答例の表現法を参考にして解きなおしを行い、次はその表現が使えるようにインプットしていました。
用語の正しい理解は生物の勉強の第一歩です。例えば「栄養」という語句。「栄養生殖」とかありますよね。ではこの「栄養」ってどういう意味でしょう? それがわかれば「栄養」と対になる語句が「生殖」だということがわかります(ちなみにタンパク質・脂肪・炭水化物・ビタミンなどは「栄養素」といいます)。こういうことがわかってくると知識問題の取りこぼしが大幅に減ってくるのです。
論述の勉強法のかなめは「生命現象の正しい理解」と「表現法」の獲得。「表現法」は問題集や模試などの解答・解説から学んでいくのです。
- ③ 生物の成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?
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まだ模試の点数は大きく伸びませんでしたが、講義を受けた範囲の問題は今までよりも正答率が高くなってきていました。
講義を受ければその範囲は解ける。これが大事です。いい調子で勉強できています。
3.夏期編
- ① 夏期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう? その講座をどのように活用しましたか?
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ハイレベル生物の講義編と演習編を取りました。1学期の講義中に先生から夏期講習の紹介があったときに受講を決めました。講義編は、2学期の授業に向けての予習として知識を確認するために活用し、演習編は1学期で学んだ内容を生かして問題を解く練習をするために使いました。
大堀オリジナルの夏期講習会講座には…
・「大堀の正しく理解する生物<神経・免疫・個体群・生態>」
・「大堀の正しく理解する生物<進化・系統分類>」
…があります。基本的には二学期に学習する分野のうち、独学ではやりにくい範囲を扱います。これらを受講しておけば二学期の生物の負担は軽くなり、その分、英語・数学に時間をかけられるのです。
そして大堀オリジナルではないのですが…
・「ハイレベル生物」
…という講座があります。こちらは演習専門の講座で、講義前に予習とし て問題を解いてくることになります。そして大堀が「こういう問題はこういう知識を使ってこうやって解く」という感じで講義を進めていきます。自分で問題集を解いたあとに解説を読んでも「どうしてその解法に行きついたのか?」「他に解法・別解はないのか?」などが残ることがありますが、この講義ではそういうことが起こりません。
- ② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?
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1学期の復習としては、復習シートや夏期講習のテキストの穴埋めなどを行いました。2学期の予習としては現役時の教科書を読み返したりして知識の復習をしました。夏期講習を受けて、抜け落ちているなと感じたところを重点的に、問題集なども使いながら復習をしました。
大堀の講義は「予習・復習シート」によって予習や復習ができます。毎時間の数日前に当ウェブサイトでUPしていきます。名前の通り、予習にも復習にも使えます。スマホなどの画面を見ながら解いてもいいですし、プリントアウトして書き込んでもいいでしょう。
- ③ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?
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2次試験形式の模試で点数が上がってきました。現役時はどう書けばよいかわからなかった問題や、そもそも手が付けられなかった問題に対して、考え方や記述の仕方が少しずつ分かるようになり、得点を伸ばすことができました。
講義の成果がどんどん出てきましたね。いい調子です。
4.2学期編
- ① 夏期の学習が2学期にどのように影響を与えましたか?
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夏期講習の授業やテキストを中心に2学期の講義内容を予習していたので、授業の内容が理解しやすく、ポイントとなる箇所もつかみやすかったです。
それが狙いの夏期講習オリジナル講座です。夏期講習で2学期の予習をし、2学期の講義で夏期講習の内容を復習するわけです。特に生物の復習時間を設けなくてもいいわけで、その分を英語・数学にあてましょう。
- ② 2学期の範囲の学習と1学期の範囲の学習の兼ね合いはどうでしかた?
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2学期の授業が進むにつれて1学期の範囲の学習がおろそかになっていました。授業で言われてから、そうだったと思い出すことが多くあり、継続的に反復して復習しておくべきだったと感じました。
一度聞いただけではなかなか覚えられません。何度も暗記しなおすことで知識の定着を図るしかありません。また、勉強は「1週間に一度、何時間もやる」よりも「1週間に何日も短時間だけやる」方が効果が出やすいです。なお、これは勉強だけでなく、スポーツやテレビゲームなどにも当てはまります。
- ③ 夏期講習講座の復習はどうしましたか?
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演習編の問題にもう一度取り組みました。夏期講習のテキストは2学期のテキストと併用して理解が難しい箇所の学習に役立てていました。
「解けなかった問題・難しいと感じた問題」はしっかりやり直しましょう。そして、時間を置いてもう一度解きましょう。時間を置くのは、その間に頭の中で整理されからです。さらに新しく取り入れた知識・理解が加わるからです。そしてそれらを使って、もう一度解くわけです。1回目に解いたときに比べて新たな発見があったり、自分の力がUPしてるのを感じるでしょう。
- ④ 共通テスト対策はいつ頃始めましたか? どのようなことをしましたか?
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11月ごろまでは知識の定着に力を入れていました。本番形式の問題に取り組むようになったのは12月からで、当たり前かもしれませんが、本番同様に集中できる環境で時間を測って行うことを意識しました。解きなおしや解答のプロセスの確認を丁寧にすることを心がけていました。
共通テストは、当たり前ですが「時間内に解く」ことが重要。したがって本番が近付いてきたら時間を測って解き切る練習を積んでいきましょう。また力がある人は、60分ではなく50分以内に解き切る練習もしてみましょう。そして、問題は順番に解く必要はありません。「自分の得意分野から順に」や「簡単な順」に解いていくようにしましょう。
- ⑤ この時期の成績の推移はどうでしたか? 模試の成績などはどうでしか? また、このころ感じた不安などはありましたか?
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北大の冠模試で思うように点が取れず、このままでは生物を得点源にすることができないと少し焦っていました。「自分はどの単元や問題形式が苦手なのか」を確認し、その弱点を重点的に学習するようにしました。模試の出来から不安にはなっていましたが、かえってその焦りが原動力となって学習への気持ちが強くなっていたと、今となっては思います。
そうなんです。焦りって原動力なんですよね。焦りがなかったら多くの人は何もしないでしょう。焦りをうまく使って夢を勝ち取りましょう。
5.冬期編
- ① 冬期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう? その講座をどのように活用しましたか?
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夏期講習同様にハイレベル生物の講義編と演習編を取りました。また、共通テストの対策はなるべくたくさんやっておきたいと思い、共通テスト対策の講座も取りました。
大堀オリジナルの冬期講習会講座には…
・「大堀の思考力養成講座<共通テスト・2次・私大対策>」
・「大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>」
…があります。「思考力養成講座」は知識事項はほとんど扱わず、思考力の養成のみに力点を置いた講座です。特に共通テスト・国公立2次試験・ハイレベル私立大学の実験・考察問題対策に役立ちます。「ひらめき力養成講座」はこれまで暗記してきた知識を使いこなし、新しい知識を生み出す力(=ひらめき力)を養う講座です。
そして大堀オリジナルではないのですが…
・「ハイレベル生物」
…という講座があります。夏期講習講座「ハイレベル生物」の冬期編です。夏期は主に1学期の内容を、冬期は2学期の内容を扱います。
- ② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?
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共通テストや私立の過去問を中心に問題を解き、復習や解き直しとしてテキストやノートを見返す、という流れで繰り返し学習をしていました。
そうそう。繰り返して知識・解法を定着させていきましょう。
- ③ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績などはどうでしたか?
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共通テスト形式の問題は、模試で何度か納得のいかない点数だったことがありましたが、8~9割の点数が取れるようになっては来ていました。記述形式の問題も知っている問題が増えてきたりして、点数を稼げるようになってきていました。
とってもいい調子です。知っている問題が増えてきたというのもとてもいいですね。「知っているから解けた」というのは無敵です。
- ④ 共通テストの対策はどうしていましたか?
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市販の予想問題集や代ゼミの対策問題に取り組んでいました。問題を解き、間違えたところはその理由を考えて復習し、本番で類題が出たときに間違えないようにしようと努力しました。
問題を解く。そして間違えたところを解きなおす。もうこの繰り返ししかありませんね。これは共通テストが終わっても同じです。
6.直前期編
- ① 1・2月の生物の学習はどうしていましたか?
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共通テストまではとにかく共テ本番形式の対策問題に取り組んでいました。共通テスト後は私大や北大の赤本を中心に問題演習をしました。通期のテキストとノートと冬期講習の講義編のテキストは何度も見て活用していました。
共通テストまではとにかく共通テストの対策です。なぜなら共通テストでこけたらおしまいだからで、二次での挽回はほぼ不可能と思ってください。共通テストが終わったら浮かれていないで(←2023年実施の共通テストはあまりに難しく、浮かれている人はいなかったでしょうけれど…)、すぐに私大・二次の対策に取り組みましょう。
- ② 何大学の何学部を受験しましたか?
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国立前期で北海道大学総合理系生物重点、私立は共通テスト利用で明治大学農学部農芸化学科と東京理科大学創域理工学部生命生物科学科、一般受験で早稲田大学先進理工学部電気情報生命工学科を受験しました。
それにしても最近の学科の名称は長いものが多いですねえ…(汗)。
- ③ 受験の前日・当日にやったことは?
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受験前日は代ゼミ札幌校の自習室を使わせてもらって勉強をしました。問題を解くよりは、今までのテキストを見返したり、冬期講習のテキストの穴埋めをしたりして、とにかく暗記事項の確認をしていました。受験当日の朝、そして理科の試験の前に同じように復習をしていました。
ですね。直前は知識の確認が有効です。実験・考察力は短時間でつくものではないですからね。
7.その他
- ① 受験校・学部が決定したのはいつごろですか?
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高校3年生の春ごろに決めました。
- ② スランプになった時期はありますか?またそれをどういうふうに克服しましたか?
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スランプと感じたことはありませんでしたが、勉強のペースが滞ってしまったときや、模試での出来が悪かったとき(特に冠模試)は不安になっていました。しかし現役時よりは確実に知識量や考える力が伸びてきていると思っていたので、それまでのやり方を信じて勉強し続けました。
「力が伸びてきている」という実感があれば、模試で結果が出なくても大丈夫。大堀も予備校時代、特に数学でそうでしたね。1学期の講義を受けているときそういう実感がありました。そして夏が終わってからの模試で一気に結果が出てきましたね。
- ③ ストレス解消法などはありましたか?
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ストレスが溜まっているときは、食べたいものを食べる、昼寝をする、大音量で好きな曲を聴くなどしていました。また、大学生になった自分を想像して、やる気を上げたりもしました。
ストレス解消法は人それぞれ。友達としゃべるのもいいでしょうし、大声を出すとかカラオケとかいろいろありますね。大堀は筋トレでしたね。体を動かすとアドレナリンが放出され、「やるぞ~!」となるのです。
8.最後に・・・
- ① 大堀の講義は大学でも役立っていますか?
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大学の生物の内容も、大堀先生の授業で学んだ知識や考え方のおかげでスムーズに理解することができています。生物以外の科目でも、用語の意味を正しく理解したり、論述の表現に気を付けたりすることなどを意識するようにしています。また、生物選択ではなかった友達に教えるときにも、自分が習ったときの記録や知識がとても役立っています。
第一志望の大学に合格できたのも、受験期に腐ることなく勉強を続けられたのも、大堀先生の授業のおかげだと思っています。この一年間で学んだことは、勉強内容以外も含めて、今後の人生に生かしていきたいです。
そうねんですよね。高校の生物、特に遺伝子の分野をしっかりやっておかないと大学の先生が何を言っているのかさっぱりなはず。是非、友達に教えてあげてください。
たしかに大堀も頑張って講義しましたが、第一志望に合格できたのは、やはりEさんの努力の賜物ですよ。
- ② 後輩たちにメッセージなど。
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私は一浪してしまっているので偉そうなことは言えませんが、受験生の皆さんに伝えたいことは、とにかく基礎を大事にしてほしいということです。「基礎」だからといって「簡単」というわけではなく、様々なことを学ぶ上での土台となる一番大事になる部分です。現役時代のとき、私は基礎を軽く触って覚えた気になり、周りの人たちに合わせてレベルの高い内容にばかり手を出してしまいました。基礎が不安定だったために学力は伸びづらく、模試や試験本番でも思うように問題が解けませんでした。浪人をして大堀先生の授業を受けて、自分に足りなかった基礎の部分が補われていくと、今までわからなかったところが繋がったり、新しい知識がスムーズに頭に入ってきたり、知識を忘れにくくなって試験でのミスが減ったりしていきました。受験生の皆さんは焦ってしまっているかもしれませんが、大堀先生の教えを信じて、基礎から積み上げていけば大丈夫だと思うので、試験本番までがんばってほしいです。できれば好きな分野を作って、受験勉強を楽しみながら乗り越えてほしいと思います。
「基礎=簡単」ではなく「基礎=土台」ですね。実は基礎を正しく学ぶということが最も難しいのです。そしてそこを手伝うのが大堀の役目と思っています。
さて、改めて合格おめでとう。そして社会人になったらまた会いに来てくださいね。「〇〇という会社に就職しました」とか「〇〇大学の大学院に進みました」とか、楽しみにしています。