今回は冬期講習会講座「大堀の“ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>」はどんな講座か?を詳しく説明しよう。
1・2学期総復習って、「電子伝達系はミトコンドリアのどこにあるか?」みたいなやつ?
いやいや、そういう教科書に載っているようなことはやらない。そうではなく、1・2学期の「ハイレベル①②」や「共通テスト生物」の講義中に、テキストにメモしてもらったような内容を復習するということだ。
とすると、例えば…
例えば、「分裂期の中期には染色体が赤道面に並ぶが、何の赤道面?」なんてやったよね。
ああっ、やりましたねえ。たしか「細胞の赤道面」じゃなくて、ええっと…
「紡錘体の赤道面」だったよね。で、一般的には「細胞の赤道面と紡錘体の赤道面は一致している」ので、教科書にも「中期には染色体が細胞の赤道面に並ぶ」と書いてある。
では、ここで問題。「一致してない場合の例」は?
う…た、たしか講義で聞いたような聞いてないような…
ほ~ら、忘れている。「+1・2学期総復習」というのは、そういったことを思い出そうという意味だ。
とても助かりますね。
そして「ひらめき力養成」というのは、1・2学期の講義で習ったひらめき力を実際の入試問題で使ってみようということだ。つまり、ひらめき力の使い方を習得するんだよ。武器を手に入れても、その武器の使い方がわからないのでは仕方がないからね。
例えばどんな問題をやるんですか?
では、ちょっとだけその一例を見せよう。
あっ、ぼく、こういうの苦手なので…。
逃げないの~! 苦手だから訓練するんでしょうよ。まず、この問題は細胞膜による受動輸送がテーマだね。細胞膜による受動輸送にはどういうものがあった?
ええっと、「リン脂質二重層をすり抜ける」「チャネルによる」「担体による」でしたっけ?
そうそう。で、問題文中に「イオンではない」とあるんだから…
「チャネルによる」じゃありませんね。
おっ、いい調子。ということは…
そうか、ということはX・Yは「リン脂質二重層をすり抜ける」か「担体による」のどっちかですね。
ではどっちなのか? ここでひらめき力を使うことになる。
うおっ!!
「知識と知識をくっつけて新しい知識を作り出す」ですね。
そうだ。
さて、ここでは酵素に関する知識を使うことになるんだけれど、
わかるかな?
えっ? 細胞膜の物質輸送なのに酵素?
そう、酵素。ヒントはここまで。頑張って予習して来るんだぞ。
なるほど。こういう「ひらめき力を使う問題」を扱うんですね。
そう。ひらめき力養成にもってこいの講座だ。
次回の「冬期講習会講座「大堀の“ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>」はどんな講座か?(その2)」ではもう少し難しい問題も紹介しよう。
わあっ、楽しみです♪
●「大堀の“思考力”養成講座
<共通テスト・2次・私大対策>」
☆特に共通テストの実験・考察問題対策。
●「大堀の“ひらめき力”養成講座
<+1・2学期総復習>」
☆どんなタイプの入試問題対策にもなる。
●「ハイレベル生物」
☆主に2次・私大対策。
●「共通テスト生物テスト」
☆テスト形式の講座。